東浦和はどんな街?僕が見た街の雰囲気と住みやすさを本音で紹介

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高校時代には友達のギターのライブを見に行ったり、部活の遠征や、当時の彼女と自転車で2人乗りの記憶など日常的な記憶が多く蘇る。

浦和エリアの中で最も都会らしさのないさいたま市緑区の街である、東浦和をひとことで言えば、浦和の看板をつけた静かな外縁ベッドタウンだ。

浦和駅前の華やかさや南浦和の交通力のような武器はない。実態は川口市の境目にある住宅地の駅だ。

2026年3月にイオンタウン東浦和が開業して駅前の雰囲気も変わりつつあるが、東浦和はいつまでも浦和のなかでも落ち着きを担当しているイメージだ。


こんな人に向いている/向いていない

向いている人

  • 家賃を抑えつつ、京浜東北線と埼京線の選択肢を残したい人
  • のどかな住宅地で落ち着いて暮らしたい人
  • 浦和周辺や川口周辺に通う人
  • 車と自転車も使いながら生活したい人

東浦和の良さは、最寄駅の派手さではなく静かな住宅地という点だ。武蔵野線一本なので無敵ではないが、南浦和と武蔵浦和を経由できるぶん、埼玉郊外駅の中ではまだ逃げ道がある。駅前も2026年春以降は日用品の買い物がだいぶ楽になった。

向いていない人

  • 乗り換えなしで都心に通勤したい人
  • 最寄駅にもショッピングや外食の強さを求める人
  • 「浦和」の名前から文教都市っぽい上品さを期待する人
  • 駅前だけで生活を完結させたい人

浦和のブランド感を借りてはいるが、生活の実態はかなり地味だ。東京へ行くにもまず南浦和か武蔵浦和に寄ることが多いし、駅前の店もやっと最低限がそろってきた段階だった。便利さより、静かさと中途半端さを受け入れられるかが相性を分ける。
東京行きの電車も目にはすると思うが、地図を冷静に見ると通勤の相棒にはならないことがわかるだろう。


数字で見る東浦和

指標 東浦和のデータ 参考
駅周辺人口 20,614人 東浦和1〜9丁目合計、2025年5月1日時点
駅周辺世帯数 9,976世帯 1世帯あたり約2.07人
25〜39歳比率 3,973人(19.3%) 緑区 23,959人(17.8%)
JR東浦和駅の1日平均乗車人員 27,327人 2024年度
家賃相場 ワンルーム 7.6万円、1K 7.8万円、1LDK 11.5万円、2LDK 14.7万円 2026年4月13日更新
犯罪率 6.4件 緑区、人口千人あたり。2025年の認知件数862件ベース

数字で見ると、東浦和は住宅駅としてはちゃんと人が住み、ちゃんと使われている街だった。東浦和1〜9丁目だけで2万人を超え、世帯数は9,976世帯ある。1世帯あたり人数は2.07人。

ここまでで調査した街の中で初めて世帯人数が2人を超えてきたことからもファミリーに好まれていることがわかる。

実際に高校時代も東浦和から通う友達は非常に多かった。

ただ、0〜14歳は12.6%で緑区平均14.8%よりやや低い。これは緑区が駅のない地帯や、近年開発が進む浦和美園などを内包しており、ファミリーが目をつける場所を多く抱えていることが影響していそうだ。

乗車人員は1日平均2.7万人台なので、浦和や南浦和みたいな存在感はない。駅力で周辺を引っ張るというより、近隣住民の通勤通学を静かに支えるタイプの駅だ。

家賃は、浦和エリアの名前を冠する駅としてはまだ現実的だった。1Kで7万円台後半、1LDKで11万円台なら、都心直結ではない代わりに家賃を少し抑えられる。東浦和の価値は、ここに一番素直に出ている。

最近の個人的なイベントとしても、もともと23区出身の大学時代の友人がペット化の物件を探した結果、この東浦和に引っ越しをしていた。間取りにゆとりがある物件を探しやすい街であることも窺える。

年代別の内訳

年代 東浦和周辺 緑区
0〜14歳 2,583人(12.6%) 19,996人(14.8%)
15〜24歳 2,246人(10.9%) 13,371人(9.9%)
25〜39歳 3,973人(19.3%) 23,959人(17.8%)
40〜54歳 4,473人(21.7%) 31,209人(23.2%)
55〜64歳 2,937人(14.3%) 16,513人(12.3%)
65〜74歳 2,098人(10.2%) 12,607人(9.4%)
75歳以上 2,268人(11.0%) 17,005人(12.6%)

現役世代の一極集中が進む昨今でありながら、かなりバランスよく分散している。高齢化が進んでいる様子もない。

浦和周辺は現在も高齢化が進んでいる印象は受けない。一極集中は大きく見ると東京で起きているが、埼玉県内で見ても選ばれる街とそうでない街が別れている。個人的な感覚としてはこのエリアを含む浦和周辺は全体的に選ばれていると言うことだと思う。

家賃相場について、自分のこだわりの条件で探した場合には値段が上下するため、あくまでも偏差値的な見方をするのがおすすめだ

注意: 駅周辺人口と世帯数は2025年5月1日時点の東浦和1〜9丁目を合算した。年齢構成は2025年1月1日時点の同範囲を使っている。犯罪率は駅単位の公式統計がないため、緑区全体の認知件数と人口で近似した。

出典: さいたま市 さいたま市の人口・世帯(令和7年)さいたま市 さいたま市の人口・世帯<分析ツール>JR東日本 各駅の乗車人員 2024年度SUUMO 東浦和駅の賃貸マンション家賃相場さいたま市 さいたま市の犯罪情勢


交通・アクセス

鉄道

行先 主な行き方 所要時間目安
南浦和 JR武蔵野線 約4分
武蔵浦和 JR武蔵野線 約6分
大宮 南浦和で京浜東北線に乗換 約22分
新宿 武蔵浦和で埼京線に乗換 約40分
東京 南浦和で京浜東北線に乗換 約50分

東浦和の電車は、一本で都心に殴り込む駅ではなく、南浦和か武蔵浦和を経由して都心へつなぐ駅だった。南浦和まで4分、武蔵浦和まで6分という近さ自体は悪くない。だから京浜東北線と埼京線の両方を視野に入れられる。

ただ、乗り換えが必ず発生し、東京へ約50分、新宿へ約40分。埼玉郊外駅としては普通だが、快適とは言いにくい。東浦和は「都心に近い浦和」ではなく、浦和に接続できる武蔵野線の住宅駅として見るほうが正確だ。

高校のころは、東浦和は東京に一本で行けるんだ!と思っていたが地図を見るとかなり遠回りした経路であることに気づく。先ほどの繰り返しになるが、東京行きの電車は都心を大きく迂回したのちに京葉線に合流してから辿り着く。線路上はつながっているが、用途の違う線路をつなぎ合わせて直通しているに過ぎないので、東浦和の住民にとっては通勤列車としては使い物にならないと言うわけだ。

バス・その他

道路は悪くない。東浦和周辺のまちづくり資料でも、北側に国道463号、西側に県道さいたま川口線、中央を第二産業道路が通るエリアとして整理されている。鉄道は弱いが、車や自転車を使う前提なら生活圏は広げやすい。

そのため、東京へ毎日電車で一直線に通う人より、浦和・川口・越谷側も含めて埼玉県南を横に動く人のほうが相性はいい。駅名のわりに、生活の軸は意外とローカルだった。

一つ注意点は、坂が多いことだ。高校生だった頃は自転車以外に移動の選択肢はなかったのでよく覚えているが、部活で鍛えた足腰をしっかりと使わないと厳しい坂が多い地帯でもあった。立ち乗りの覚悟をした上で臨みたい。

出典: Yahoo!路線情報 東浦和から大宮駅探 東浦和駅から新宿駅までの運賃・料金駅探 東浦和駅から東京駅までの運賃・料金さいたま市 東浦和第二土地区画整理事業


買い物・飲食・商業施設

スーパー・日用品

東浦和の駅前は長く弱かったが、2026年3月にイオンタウン東浦和が開業してかなり話が変わった。マルエツ イオンタウン東浦和店が駅徒歩約1分、営業時間はあさ9時から深夜1時まで。ウエルシアも入り、日用品の処理力は一段上がった。

つまり今の東浦和は、駅前で最低限どころか、日常生活に必要なものはだいたい片づく駅になった。ただしそれは「便利になった」という話であって、「楽しい駅になった」という話ではない。買い物は実用的だが、娯楽性は弱い。

とはいえ、かつての駅の周りに何もなかった状態が改善されたのは良いことだ。

飲食店・外食事情

外食は、駅前チェーンと生活密着型の店で回す街だ。イオンタウン側に新しい店が入り、以前より選択肢は増えたが、浦和駅前みたいに「今日は駅前で何を食べるか迷う」という種類の強さではない。

居酒屋目的で住む街でもない。飲みに行くなら南浦和か浦和へ出たほうが早いと思う。東浦和は、外食の面白さよりも、帰宅途中に最低限困らないことが武器だ。

商店街・その他

東浦和には、昔ながらの強い商店街の顔より、区画整理された住宅地の駅前という性格のほうが強く出ている。駅を少し離れるとすぐに住宅街が広がり、店を探すのは難しくなる。

その代わり、駅前が必要以上に荒れていないのは悪くない。東浦和は「駅前で遊ぶ街」ではなく、家に帰るための駅として整ってきた街だった。

出典: イオンタウン東浦和マルエツ イオンタウン東浦和店ウエルシア イオンタウン東浦和店イオンタウン東浦和 2026年3月6日ニュースリリース


治安・災害リスク

治安データ

指標 数値 比較
緑区の刑法犯認知件数 862件 2025年
緑区の犯罪率 6.4件 人口千人あたり
大宮区 1,793件 さいたま市10区で件数ベース最多
西区 468件 さいたま市10区で件数ベース最少

東浦和の治安は、数字だけなら悪くない。緑区全体の犯罪率は人口千人あたり6.4件で、大宮区のような繁華街を抱えるエリアより落ち着いている。

ただ、治安の見方には注意がいる。東浦和駅の生活圏は川口市柳崎側までまたぐので、駅ぴったりの公式統計は取りづらい。とはいえ体感としても、東浦和は怖い街というより、静かな住宅駅にありがちな自転車盗や軽い街頭犯罪を気にする場所だった。

僕の実体験からも、この街の治安はあまり信頼していない。高校生の僕が落とした財布が警察には届かなかったからだ。帰りの武蔵野線で何度も荷物を確認して、財布がないことに絶望したことを今でも鮮明に覚えている。当時はやんちゃな学生が多かった東川口とエリアを隣接することもあり不良に絡まれるリスクを感じる街でもあった。時代も変わって不良学生も減って生きているのかもしれないがそういった一面を感じるエリアであることからも、手放しに安心の街とは言いたくないのが僕の所感だ。

災害リスク

水害は、のどかな見た目だけで油断しないほうがいい。緑区では芝川・笹目川などの洪水ハザードマップ、内水ハザードマップの確認対象になっている。内水ハザードマップは、時間最大153ミリ、総雨量249ミリの最大規模降雨を想定して作られている。

東浦和は全域が危険というより、住所によって差が出やすいタイプの街だと思う。見沼や川沿いに近い場所、低い道路、半地下住戸の有無は、物件ごとに確認したい。静かな住宅地だから安全、とは言い切れなかった。

先ほども書いたように細かい坂も多いので、もし土地の購入を考えている場合は物件ごとに調査が必要だと思う。

出典: さいたま市 さいたま市の犯罪情勢さいたま市 さいたま市の人口・世帯(令和7年)さいたま市 緑区内水ハザードマップ情報面さいたま市 緑区の避難所をお知らせします


エリアごとの違い

北側(東浦和・大間木側)

北側は、東浦和らしい住宅地感が素直に出る側だ。駅前の新しい買い物機能もこちらに寄っていて、日用品を徒歩圏で回しやすい。東浦和という名前から想像する生活は、だいたいこっちにある。

ここをさらに北に行くと、浦和の陸の孤島地帯である三室や、埼玉スタジアムのある浦和美園に近づく。

南側(柳崎・井沼方公園寄り)

南側は、さいたま市というより川口寄りの生活圏に近づく。北側よりさらに住宅地色が強く、駅前の便利さから少し距離が出やすいぶん、車や自転車を併用する前提が強まる。

その代わり、生活圏が広がる感覚はある。東浦和の南側は、駅前一極ではなく周辺幹線道路や隣接エリアも含めて暮らす人向けだ。徒歩生活を詰めたいなら北側、少し郊外っぽく広めに使うなら南側が合う。

ちなみに僕の大好きな角上魚類があるのは見逃せない。


筆者の結論:結局東浦和はどんな街か

結論として、東浦和は乗り換え一回を受け入れて、静かな住宅地とそこそこの家賃を取りにいく街だ。

浦和の名前を見て、文教都市の品格や都心直結の便利さを想像してはいけない。駅名ほど浦和ではなく、むしろ浦和と川口のはずれをつないだ住宅地と見たほうがしっくりくる。

その代わり、2026年3月のイオンタウン東浦和開業で、駅前の日用品の弱さはかなり改善した。都心通勤の強さでは南浦和や武蔵浦和に負けるが、家賃を少し抑えつつ静かに暮らし、必要なときだけ乗り換える生き方には合っている。

僕の評価はとしては、乗り換え嫌いの自分なら絶対に選ばない街だ。家賃を最重要視しないのなら他を検討した方が良いだろう。

くろしばの個人評価:★★☆☆☆


よくある質問

Q. 東浦和の家賃相場はどのくらい?

A. SUUMOの2026年4月13日更新データでは、ワンルーム7.6万円、1K7.8万円、1LDK11.5万円、2LDK14.7万円です。浦和エリアの名前が付く駅としては、まだ現実的な水準です。

Q. 東浦和の治安は良い?

A. 極端に悪くはありません。2025年の緑区の刑法犯認知件数は862件で、人口千人あたりでは約6.4件です。ただし、さいたま市全体でも自転車盗は多いので、駐輪時の施錠はかなり大事です。

Q. 東浦和は一人暮らしに向いている?

A. 向いています。家賃が少し抑えやすく、南浦和や武蔵浦和を経由して都心へ出られるからです。ただし、最寄駅そのものの楽しさは弱いので、駅前のにぎわいを求める人には向きません。

Q. 東浦和はファミリー向き?

A. 向いています。静かな住宅地で、駅前の日用品環境も2026年春以降は改善しました。ただし、洪水や内水のリスクは住所ごとの差があるので、物件ごとにハザード確認はしておきたいです。

Q. 東浦和は浦和駅周辺と同じような街?

A. かなり違います。浦和駅周辺のような商業集積やブランド感は弱く、東浦和はもっと住宅地寄りです。浦和の名前は付いていますが、生活実態は武蔵野線の静かな郊外駅に近いです。


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この記事を書いた人

くろしば

くろしば

WEBエンジニア。東京都中野区在住の2児の父。東京、埼玉、神奈川に10箇所ほど住んできました。街を観察しながら散歩するのが趣味。実際に足を運んだ地域だけを、自分の視点で書いています。歩いて感じた風景と実際の数値を照らし合わせて、新たな発見が出来るような記事を投稿していきます。不動産業界の人間ではないので、忖度なくありのままをお伝えします。

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